製品を使用中にトラブルが発生した場合のチェックポイント

こちらでは、お電話でいただくお問合せの中から、お客様に確認していただいてその場で解決した事例をご紹介いたします。

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)全般 よくあるトラブル対応事例

電源が入らない
① 扉を締め、ハンドルをしっかり締める
② 器械本体のブレーカーをオンにする
滅菌がスタートしない
① 貯水タンクの水を足す
② 貯水タンク内の給水フィルターのゴミ詰まりをとる
③ 缶内の水位検出器を磨く
乾燥が悪い
① 滅菌物の量を減らす
② 缶内フィルターのゴミ詰まりをとる
滅菌物が焦げる
① 滅菌物がスノコに直置きになっていたら、網カゴ等に収納する
② 滅菌物の量を減らす
インジケーターが変わらない
①滅菌物の量を減らす
水が大切

高圧蒸気滅菌器は、菌やウィルスを高温高圧の飽和水蒸気で全て殺す器械です。 そこで、その飽和水蒸気の元になるのが水です。 そのため、飽和水蒸気を作る場所となる缶内の中に必要な量の水が入っていない、または、入っていることが感知できないと、空焚き状態を防ごうと安全装置が働いて、滅菌器が動かない仕組みになっています。

次に、もっとも多くお問合せいただくTC-220E/TC-260Eについて 画像付きでご説明いたします。

デザインリニューアル等を行っているため、細部が異なる場合がございますことをご了承下さい。

TC-220E/TC-260Eの場合

電源が入らない

チェックPoint1 正面の扉がしっかり閉まっていない?

写真① ハンドルの斜めがけ

写真② 締め込み不足

ハンドルの斜めがけ(写真①)や、回して締め込む際に最後まで締め込めていない(写真②)場合があります。

チェックPoint2 器械本体のブレーカーがオフになっている?

器械本体のブレーカーのスイッチレバーは上向きでオンになります。
背面に物を落とした際に、レバーに当たって下がってしまい、オフになってしまう場合もあります。

滅菌がスタートしない

チェックPoint1 貯水タンクの水不足?

貯水タンクの蓋を開けて、画像にある水位計板の位置まで水が入っているかを確認して下さい。

チェックPoint2 貯水タンク内の給水フィルターが詰まっている?

写真① フィルター位置

写真② フィルター取り出し

貯水槽の蓋を開けて、写真①のフィルター位置を確認して下さい。取っ手を↑方向に引っ張ると、写真②のようにフィルターが取り出せますので、ゴミが詰まっていたらお掃除をお願いします。

フィルターの汚れについては、ゴミ詰まりを取り除いたら、網目の汚れ詰まりも掃除して下さい。

フィルターを引っ張る際長い時間お掃除をしていないと汚れが固着してしまい取り出せない場合がありますのでその際はご連絡下さい。

チェックPoint3 缶内の水位検出器が反応していない?

缶内の、水位検出器の金属部分が汚れていないかを確認して下さい。
カルキなどが付着して水が感知できなくなっていることがありますので、食器洗い用スポンジの硬い部分等で磨いて汚れを落として下さい。その際に洗剤の使用はお控え下さい。

乾燥が悪い

チェックPoint1 滅菌物の量が多い?

写真①【悪い例】量

写真②【悪い例】置き方

【悪い例】
量については、写真①のように、天井に付いてしまうような状態になっていないかを確認して下さい。
置き方については、写真②のように平積みになっていないかを確認して下さい。

写真③【良い例】量

写真④【良い例】置き方

【良い例】
量については、写真③のように、缶内体積の7割ぐらいが上限と考えて下さい。
置き方については、写真④のように立てて並べるようにして下さい。

熱が全体に行きわたりやすくすることが重要です

チェックPoint2 缶内フィルターが詰まっている?

缶内フィルターの取っ手を↑の方向に引っ張ると取り出せますので、ゴミが詰まっていたらお掃除をお願いします。

合わせて、網目の汚れ詰まりもお掃除をお願いします。

排水しきれずに水が残留して、乾燥を悪くしてしまっている可能性があります。

滅菌物が焦げる

チェックPoint1 滅菌物を直置きしている?

写真①【悪い例】スノコ直置き

写真②【良い例】スノコ+網カゴ等

【悪い例】
写真①のように、スノコ上に直接置いていないかを確認して下さい。

【良い例】
写真②のように、網カゴやカストに滅菌物を収納して下さい。
網カゴやカストに収納する場合でも、スノコは必ずご使用下さい。

チェックPoint2 滅菌物の量が多い?

写真①【悪い例】天井に付いている

写真②【良い例】余白がある

【悪い例】
量について、写真①のように、天井に付いてしまうような状態になっていないかを確認して下さい。
チャンバー(釜)の壁面に付いている箇所が焦げてしまう場合があります。

【良い例】
写真②のように、滅菌物と缶内の壁面に余白がある状態だと焦げません。

インジケーターが変わらない

チェックPoint1 滅菌物の量が多すぎる?

写真①【悪い例】大量

写真②【良い例】適量

【悪い例】
量について、写真①のように詰め込みすぎの状態になっていないかを確認して下さい。

【良い例】
写真②のように、滅菌物全体に蒸気が触れやすいように余白がある状態が適量になります。

蒸気が全体に行きわたりやすくすることが重要です

量が大切
高圧蒸気滅菌器は、水を元に高温高圧で飽和水蒸気を作り、その飽和水蒸気が滅菌物に浸透することで菌やウィルスを全て殺す器械です。 滅菌を完全に行うためには、飽和水蒸気が浸透しやすい状態にする必要があります。 滅菌物が缶内に大量に入っていると、滅菌物同士が密着してしまい飽和水蒸気が浸透しにくい状態になるため、滅菌が完全に出来ないことがあります。 乾燥についても同様で、熱が行きわたりにくい状態になるため、乾燥が悪くなります。

ここまでの内容は、各製品の取扱説明書に記載されておりますので、必要に応じて改めてご確認いただけたらと思います。 取扱説明書をご要望の際には、PDFデータに限り無償にてメールで送らせていただきますので、下記にてお申込み下さい。

こちらで送らせていただく取扱説明書は現在販売中の製品に限らせていただきますことをご了承ください

当コンテンツが、みなさまのお仕事にお役に立てれば幸いです。 サービス業務の一環として今後もより一層の充実化を目指して行きたいと思っております。 内容についてご意見ご要望等ございましたら、お問い合わせフォームよりお申し付け下さい。よろしくお願いいたします。

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